京極夏彦の妖怪えほん /岩崎書店

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内容紹介

うぶめ


弟か妹が生まれてくるのを楽しみにしていた。だけど、弟も妹も生まれてこなかった。そして、おかあさんも…。母の悲しみはやがて「うぶめ」となって…。

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つくもがみ


「ものをそまつにすると、ばけてでるよ」おじいちゃんはそういうけど、どういうことだろう?100年生きた道具が大騒ぎ!

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あずきとぎ


しょきしょきしょきしょき。へんなおとがするな。
「ああ、それはあずきとぎだ。おばけだよ」
極上のぞくっが待っている!?

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とうふこぞう


おばけは怖い。怖くて眠れない。なにかがふとんに乗っかった!あれ?怖くない。おまけに、なにしにきたのかわからない…。

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ことりぞ


仏壇のある部屋、古いお堂、家と家との細いすきま…。あやしい気配がたちのぼる。「なにかいますか?」「なにもいません」

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編集意図

怪談えほん『いるの いないの』で衝撃の絵本デビューを果たした京極夏彦先生。その京極先生が、最大得意分野である妖怪をテーマに、あらたな絵本シリーズを立ち上げました。妖怪作家としての威信をかけた超本気のシリーズがこの「妖怪えほん」です。

「怪談えほん」で絵本に覚醒した稀代の異色作家が、全5巻にわたってあらたな 妖怪ワールドを展開します。

京極夏彦の妖怪えほんシリーズ【全5巻】
◎うぶめ 井上洋介・絵
◎つくもがみ 城芽ハヤト・絵
◎あずきとぎ 町田尚子・絵
◎とうふこぞう 石黒亜矢子・絵
◎ことりぞ 山科理絵・絵

 

 

【監修のことば】


大好評の「怪談えほん」に続く新シリーズ「京極夏彦の妖怪えほん」をお届けします。

妖怪とかお化けと呼ばれる不思議な隣人たちが登場する絵本は、すでに数多く出版されていますが、本書は、これまでにない斬新なコンセプトにもとづいて企画・執筆されています。
いったい、どこが従来と異なるのでしょうか?
ひと言でいうなら、本シリーズは、読者である子どもたちが「絵本の中でリアルに妖怪と出会う」ことを眼目にしているのです。

妖怪小説の第一人者である京極夏彦が紡ぎだす五つの物語と、それに触発された五人の画家たちが紡ぎだすイラストレーション——文字と絵で形づくられた書物の中の世界に飛びこんだ子どもたちは、そこに込められた〈かなしみ〉や〈よろこび〉を心ゆくまで体感することで……妖怪たちと本当に出会うのです。

なぜなら妖怪とは、日本という国の風土と文化、そこに暮らす人々の喜怒哀楽、心の機微が生みだした存在に他ならないのですから。
妖怪に親しむことは、私たち自身の産土(うぶすな:生まれた土地、本来の場所、ふるさと)を知ることであり、ひいては、いま生きて在ることの意味を自覚することにもつながるはずです。

さあ、子どもたちと共にハラハラドキドキしながら妖怪と出会い、いま喪失の危機にある「ふるさと」を、私たち一人一人の心に取り戻そうではありませんか!

東雅夫 シリーズ企画監修/文芸評論家
 

 

 

お知らせ

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イベント情報

◆2017/1/10~1/23 京極夏彦の妖怪えほん原画展、横浜にて開催!/詳細はこちら

 

 

著者紹介

作 京極夏彦

1963年、北海道生まれ。桑沢デザイン研究所を経て、広告代理店等に勤務の後、制作プロダクションを設立。現在でもデザイン・装丁を手掛ける。現在、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。関東水木会会員。怪談之怪発起人。古典遊戯研究会紙舞会員。全日本妖怪推進委員会肝煎。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。絵本に『いるのいないの』(絵・町田尚子/岩崎書店)がある。ほか、著書多数。
公式ホームページ「大極宮」

 

絵 井上洋介 [うぶめ]

1931年東京生まれ。『ぶんぶくちゃがま』ほかで第37回小学館絵画賞、『でん しゃえほん』で第6回日本絵本賞大賞、『月夜のじどうしゃ』で第25回講談社出 版文化賞絵本賞受賞。画集に『木版東京百画府』、絵本に『まがればまがりみ ち』『いもしょって』『あなぼこえほん』『ちょうつがいのえほん』『ぼうし』 『わっ』など多数。

 

絵 城芽ハヤト [つくもがみ]

1955年、秋田県生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒。以降フリーイラストレーター。人物による情景表現を主軸とし、書籍カバー・小説誌挿画・絵本・ディスプレイなどで展開。主画材はキャンバスボードにアクリル絵具。海外誌掲載『new fashion illustration』(UK)ほか。2011年、第42回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。宝塚大学新宿校イラストレーション領域兼任講師。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。

 

絵 町田尚子 [あずきとぎ]

1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。装画に『ペギー・スー』シリーズ(角川書店)、『ドラゴンキーパー』(金の星社)など。絵本に『小さな犬』(白泉社)、『うらしまたろう』(あかね書房)、『おばけにょうぼう』(イースト・プレス)、『さくらいろのりゅう』(アリス館)、作品集に『FERRISWHEEL』(project:ARTSANDCRAFTS)などがある。

 

絵 石黒亜矢子 [とうふこぞう]

1973年、千葉県生まれ。イラストレーターとして本の装丁画、挿絵などで活躍。著書に『平成物の怪図録』、装画に『豆腐小僧双六道中ふりだし』『豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録』(いずれも著・京極夏彦)など、絵本に『おおきなねことちいさなねこ』、がある。現在、千葉県在住。二児の母。

 

絵 山科理絵 [ことりぞ]

1977年、千葉県生まれ。絵師。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。百貨店、画 廊、アートフェアなどでの個展や企画展を中心に作品を発表。骨や刺青などの イコンを現代的なセンスで駆使し、心象的で物語性を帯びた古風な表現が美術界で高 く評価され、多くのコレクターを持つ。挿絵や装画に桐蔭学園幼稚部~中等部国語 副読本『美しい日本語』(編著者・鵜川昇)『私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選』 (編・東雅夫)などがある。絵本は本作がはじめて。

 

編 東 雅夫 

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長で現在は怪談専門誌『幽』編集長。著書『遠野物語と怪談の時代』で、第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。編纂書に『文豪怪談傑作選』『おばけずき 鏡花怪異小品集』、監修書に「怪談えほん」シリーズや『絵本 化鳥』などがある。

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