17年7月の新刊★いのちは贈りもの
“これは物語ではなく、写真をならべたアルバムのようなものです。
でも記憶から抜けおちてしまったり、黄ばんでしまったものもあるので、
これから先のページには、いまもくっきりしているものだけを選びました。”
1939年、著者フランシーヌ・クリストフは6歳でした。
ナチスドイツによるユダヤ人迫害(ホロコースト)を6歳から12歳で経験した著者が、
愛する両親との平和な生活を奪われ、苛酷な状況に追いこまれていく様子が、
子どもならではのまっすぐな視点と独特の透明感のあることばで語られています。
著者は、フランス、ドイツ各地の強制収容所で死と隣り合わせの日々をくぐりぬけ、
アンネ・フランクが亡くなった収容所で一命をとりとめ、移送中に解放を迎えました。
解放後をつづることばは、戦争が及ぼす底知れぬ恐ろしさを伝えるとともに、
わたしたちに人間のあり方を問いかけます。
フランス国内外で版を重ね、舞台化もされた話題作、待望の邦訳です。
★7月21日頃発売!
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いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて
ホロコーストを生きのびた6歳の少女の祈り